2022年6月19日(日)、東京ドームにて行われた『THE MATCH 2022（ザ・マッチ）』の第2試合で、RISEバンタム級1位・志朗と、K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント準優勝・玖村将司が対戦。この試合は、「55kg契約」「3分3ラウンド延長1ラウンド（引き分けなしのマスト判定）」の対戦ルールで実施されました。
試合展開リアルタイムレポート
1ラウンド：リング中央を取る玖村。ローキックを奔らせる志朗。玖村はベタ足でゆったりと構え左ミドルを繰り出す。手数を繰り出す志朗。玖村は冷静に対処する。ラウンド終盤、飛び膝を放つ玖村、当たらない。ここでゴング。
2ラウンド：闘争本能をむき出しにしながらも冷静に圧力をかける玖村。志朗は手数と上下の打ち分けで自分のペースを保つ。互いにクリーンヒットはない。志朗のローキックで玖村の左ももが赤らむ。構わず前にでてコーナーに押し込む玖村。しかし狙いすぎているせいか手数が少ない。志朗は下がりながらも着々と打撃を繰り出す。ここで玖村の右フックが志朗のテンプルにヒット、志朗がダウン。明確にダメージがある。ゴング。志朗はゴングに救われたか。
3ラウンド：圧力をかける玖村。右膝を繰り出す。志朗も返していく。2ラウンドのダウンを取り返すために、前に出る志朗。玖村は攻勢を崩さず迎え撃つ。手数は少ないものの圧力をかけ続ける玖村、志朗は巻き返しを図るがダウンを取り返すことができない。ここでゴング。
試合結果｜玖村将司の判定勝利
3ラウンド判定3-0で玖村将司の判定勝利（29-28,30-28,30-28）。試合中盤まで主導権を握っていたのは志朗だったように思われるが、2ラウンドのダウンで形勢が逆転。玖村の右フックがカウンターで綺麗に入った。ただ、玖村はそこからリズムを変えたりすることなく、3ラウンドもあからさまに仕留めにいく姿勢は見せなかったので、全体の主導権は引き渡してもどこかで一発を当てて勝つというプランだったのかもしれない。志朗は流石の技術力を見せたが、一瞬の隙を突かれ惜しくも敗北となった。